たまに言われることもあるのですが、「学資保険・こども保険と教育ローンってどう違うんですか?」という質問です。
そんなときには、両者は根本的に違うということを説明します。
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今から教育ローンを選ぶのはNG
これは家や車をローンで購入するのと同じ感覚なのだと思います。
しかし、大学入学や通学に伴う費用を借入れして賄うというのは少し違います。
車や家ならば、住んだり乗ったりしながら現在進行形で使っているものに対してお金を払うので
「使用料」という考えなら良いと思います。
教育資金に借入れをすると、一時的な出費の支払いを先に延ばすのは賢明ではありませんね。
ですから、子供が大きくなるまでにどうしてもお金を貯めることができなかった以外の理由では、
教育ローンをおすすめしません。
その理由は、
- 大学に通う4年間のために、卒業後もローンを支払う必要がある。
- 返済にも利息がついてくる。
- 親が定年間際なので、返済余力があるか疑問。
などです。
子供が小さい段階で意識できるのであれば、お金を貯めたほうが絶対に得です。
下記に両者でお金を貯めた場合のシュミレーションをしてみました。
これはあくまでも仮の試算ですので、正確には保険会社や保険代理店にご確認ください。
学資保険・こども保険VS教育ローン
教育ローンのシュミレーション
まずは日本政策金融公庫(国)のシュミレーションを見てみましょう。
300万円借りた場合に、10年返済で月々28,300円、15年返済で月々19,900円となります
(年2.35%の利率で計算)。
10年返済での総返済額は合計3,396,000円、15年返済で3,582,000円となります。
15年間で返済するとなると、58万円も利息を支払うことになります。
学資保険・こども保険のシュミレーション
【学資保険・こども保険で準備した場合】
満期返戻率 110%の学資保険に加入で300万円準備する。
月々の保険料 12,626円 × 12ヶ月 × 18年 = 2,727,216円(総支払い保険料)
2,727,216円 × 110% = 29,999,376円 (実際に戻ってくるお金)
イメージとしてはこんな感じになります。
教育資金準備は今からはじめましょう
教育ローンで準備するのと、学資保険で事前に準備するのとでは85万円もの差が生じます。
利息を支払うのか?利息をもらうのか?という選択になりますので、 答えは明白です。
結論としては、先で必ず必要となるお金は先送りせずに、今から準備しておきましょう。
今から教育ローンを当てにせず、学資保険・こども保険で教育資金準備をしていきましょうね。