今回は配当付きの学資保険についてご説明したいと思います。
保険を選ぶ際に、「利率変動型」や「配当型」などが付いたものへの加入はメリットがあります。
こういった積立型の商品は加入する年数が10年を超える長いものになるので、配当についても考えて良いでしょう。
配当付きの学資保険・こども保険とは?
これは、保険会社の運用実績に応じて契約者へ配当が割り当てられるものです。
この記事を書いている平成27年7月現在では、超低金利時代で配当はほとんど当てにはできない状況です。
しかし、今後何年後かに金利が上昇した場合や、保険会社の運用がうまくいって利益が出た場合には、解約時や保険金受取時に上乗せ分を受け取ることができるので 有利になります。
現在、学資保険や低解約返戻金型終身保険に加入した場合に提示されている
満期返戻金や解約返戻金などは保険会社が最低保証しているものです。
たとえば、子供が18歳時に受け取れる満期返戻金が110%だった場合、
運用がうまくいけば113%や115%などになる可能性もあるのです。
一番の目的はインフレリスクに対応できること
利率変動型などの保険に加入しておくメリットとして一番大きいのは
「将来のインフレリスクに対応できる」 というものです。
インフレとは物価上昇のことですよね。
現在は政府もデフレ対策をしていることもあり、物価上昇が起こる可能性があります。
もし、現在の2倍の物価になってしまった場合、300万円の学資保険に加入していても150万円くらいの価値しかなくなってしまいます。
その場合、物価は上がってしまっているので必要なお金は倍になっています。
教育資金を300万円で想定していたものが600万円必要になってしまいますね。
そんなときに、インフレリスクを軽減できるのが「利率変動型」など、今回ご紹介タイプの保険です。
インフレが起こり金利が上昇すると、その分、配当金を上乗せして満期保険金や 解約返戻金を
受け取ることができます。
インフレ分すべてを上乗せ分で吸収することはできませんが、ある程度軽減することは可能です。
これは大きなメリットとなります。
具体的な保険商品としてはおすすめランキングでご紹介している、
メットライフ生命の「つづけトク終身」や三井住友あいおい生命の
「&LIFE&LIFE 積立利率変動型終身保険(低解約返戻金型)」 などがそれに当たります。
学資保険などは長い年月を掛けて積み立てていくものとなりますので、長期のインフレリスク にも対応できる「利率変動型」「有配当」のものをおすすめします。