低解約返戻金型終身保険の返戻率(戻り率)が良いので、学資保険・こども保険や老後資金準備に適した商品です。
死亡保障をしながら、資金準備をできるというのは効率的で良いですよね。
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でも、同じ貯めるのであれば、少しでも戻り率を良くしたいと思うのは当然のこと。
そこで、低解約返戻金型終身保険の返戻率(戻り率)を上げる方法をご紹介したいと思います。
低解約返戻金型終身保険の払込期間を短縮する
この保険は、学資保険・こども保険代わりなら子供が17か18歳になる年齢、
老後資金準備の場合は60歳などで保険料の払込期間を設定することにより、払込終了した時点以降の解約返戻率(戻り率)を良くした商品です。
例えば、子供が17歳の年齢で保険料払込を終了とする設定をしていても良いのですが、それを少し早めることにより、戻り率をさらに良くすることができます。
【払込期間短縮の例】
- 17年間で払込満了→17年後の返戻率 107%
- 15年間で払込満了→17年後の返戻率 109%
これはあくまでもイメージで実際は保険会社ごと、商品ごとに内容は異なります。
つまり、2年間早く支払を終了させることにより戻りがよくなるということです。
15年で払い込んだお金を保険会社が2年間運用してくれるので2%増えてくるというイメージです。
低解約返戻金型終身保険の場合、保険会社によっても違いますが、
払込期間が最短で10年まで短縮できるところもあります。
払込期間を短くすればするほど、お金が増える率も上昇します。
保険金額(保障金額)を上げて戻り率を良くする
これはどの保険会社でもあるわけではないのですが、保険金額を上げると「高額割引」が適用されて、
保険料が若干ですが安くなるというものです。
【高額割引の例】
- 死亡保障 500万円 月払保険料 10,000円
- 死亡保障 1000万円 月払保険料 19,800円円
わかりやすい例を挙げると、上記のようなものになります。
本来であれば、死亡保障500万円から倍の1000万円に上げるとなると、保険料も倍になるのですが、
高額割引が適用されているので1%安くなっています。
たった200円ですが、1年で2400円、10年で24,000円の差が出ますので、長く掛けるほど馬鹿にできないものになります。
この場合だと、500万円を2本入るよりも、1000万円で一括加入したほうが良いことになります。
ただ、この高額割引は1000万円、3000万円、5000万円と3段階ある保険会社もあれば、5000万円を超えた場合のみ適用されたりと、会社によって違います。
この点は担当者に確認してみると良いでしょう。
以上が、低解約返戻金型終身保険の返戻率(戻り率)を上げる方法です。