保障重視型の学資保険・子供保険は、満期時期の受取金額より、

子供がケガや病気の入院保障やケガの通院保障、

(子供の)死亡保障があるものを指します。

 

子供が入院した場合1日につき5000円などの保障が特約として付いて、内容が充実しています。

 

また、子供が他人にケガをさせたり、

他人のものを壊した場合に対象となる個人賠償責任保険などが付けられるものもあります。

 

これは損保会社のこども保険に良く見られます。

 

保障がいろいろと付いている分、

満期返戻率(戻り率)は貯蓄重視型のものより少なくなります。

 

【参考記事】

【貯蓄重視型】の学資保険・子供保険について

かんぽ生命や日本生命、第一生命など、

いわゆる大手生保が得意とするもの(勧めているもの)がこれです。

 

このタイプの保険は「こども保険」と呼ばれる場合も多くあります。

 

保障重視型の学資保険・子供保険のメリット

 

貯蓄もできて入院保障などが一つの保険証券で準備できるということです。

 

いろいろんな保険を掛けていると面倒だと思う方はこのタイプがおすすめです。

 

また、かんぽ生命や日本生命など保険会社の名前を良く知っているというだけで

安心する人にもメリットと言えます。

 

保障重視型の学資保険・子供保険のデメリット

 

このタイプの保険のデメリットは、このタイプの多くは元本割れをしてしまい、

支払った以上の満期返戻金(戻り金)は期待できないことです。

 

これは入院などの保障が増えている分、掛け捨ての部分が多くなっているためです。

 

バブル以前の景気が良かった時期は、この保障重視型の学資保険・子供保険でも

満期返戻率は100%を大きく超えており

「学資保険・こども保険は入らないと損」といわれていました。

 

今は利回りが以前ほど良くありませんので、入らないと損ということも少なくなってきました。

 

さらに、子供が18歳で保険が満期になった場合、

入院などの保障も同時になくなってしまいますので、

保険期間の満期後、また新たな医療保険などに加入する必要があります。

保障重視型学資保険

特に乳幼児医療費助成制度がありますので、

就学前の子供の医療費はあまりかからないと言えます。

 

この乳幼児医療費助成制度は自治体によって違いますので確認が必要ですが、医療費が無料だったり、月々500円までの自己負担で治療を受けられる場合が多いですね。

 

ということは、就学前までは一日入院したら5000円などのいわゆる「医療保険」は必要がないかもしれません。

 

これはご家庭ごとの判断になりますので、

幼児に医療保障は必要ないのか?(学資保険の特約も含め)

をご覧いただき参考としてください。

 

保障重視型の学資保険・子供保険であれもこれも用意してしまうと、自由度がなかったり、余計な特約を付けてしまうことも多いので慎重に検討することが必要となります。