教育資金を積み立てるために学資保険を活用していて、例えば満期保険金額200万円としていたとします。

 

でも、よくよく考えてみると、大学進学時期に必要なお金としては不十分だと気付いたとします。

学資保険 1社

そんなときには追加で加入することができますし、現在加入している保険会社以外で別途加入することもできます。

 

1社でしか契約できないというものではないんですね。

 

学資保険は1社でしか加入できないものではない

 

学資保険を始めとした生命保険は基本的に複数社で同じ保険に入っても大丈夫です。

 

例えば、A社で100万円、B社で100万円、C社で100万円で契約して、合計300万円を満期時(子供が大学へ進学する時期)に受け取る設定も可能です。

 

逆に自動車保険や火災保険といった損害保険では、同じ保険に複数社で加入することはできません。

 

傷害保険は複数でも可能ですが、車や住宅の保険は「実損填補」と言って、実際に被害があったものに対して補填をしてもらうという考えだからです。

 

学資保険は実損填補ではないので、1社だけではなくていくつも入ることができます。

 

被保険者が同じでも別でも同様ですね。

 

複数社で契約するメリット

 

何社かで加入する場合にはメリットもあります。

  • 目的別に分けられる
  • 保険会社破綻へのリスクヘッジ

 

学資保険を目的別に加入する

 

一つのメリットとしては、特徴が違う商品に別々に加入できるという点です。

 

例えば、A社の商品では大学進学時期に受け取れる金額が高い。

 

B社は満期時の満期返戻率は劣るが、小学校・中学校・高校などへの進学時期に受け取れる「祝い金」を受け取るのに利率が有利。

 

【参考】

学資保険・こども保険の基本的な仕組みについて

C社は保険料払込免除特約の適用条件が緩和されている。

 

まあ、これは例えばの例ですが、こういった形で各社の良い所を選び、目的別に加入すうるというのも可能ですね。

 

保険会社破綻のリクスヘッジができる

 

学資保険は通常17年くらいの保険期間がある息の長い保険です。

 

17年の間には何があるかわかりません。学資保険 複数社

 

日本の経済状況が悪化して、保険会社が破綻してしまう可能せもゼロではありませんよね。

 

バブルが崩壊したあと、日本の生命保険会社も何社か倒産しています。

 

現在、営業されているところは、その危機を乗り切ったか、あるいは新しい保険会社です。

 

この先もどんなことがあるのかわかりません。

 

その時のために、リスクヘッジの意味を含めて複数社の学資保険に加入しておくことも良いでしょう。

 

学資保険・子ども保険の保険会社が経営破たんしたらどうなる?」で詳しくお話していますので、参考にしてみてください。

 

一つの商品で加入する方が管理しやすい

 

とは言え、分散して加入することは通常しませんよね。

 

理由としては

  • 一つ入っていたら大丈夫
  • 管理がしやすい

といったものです。

 

生命保険は大切なモノですが、そんなにしょっちゅう考えるものではありません。

 

最初によくよく考えておいて、何年かごとに見直すというのがいいでしょう。

 

何と言っても、私たち子育て世代は忙しいですから、そんな感じでいいと思います。

 

敢えて複数社に入る必要はないと思いますが、知り合いの保険営業マンから勧められて付き合いで入る場合や、メリットがありそうなのでもう一本入っておきたい場合などの検討材料としてみてください。

 

学資保険は1社だけではなく複数社で追加契約をすることも可能ですからね。