学資保険でおすすめの特約で「保険料払込免除特約(特則)」についてご説明したいと思います。

 

この保険に入るなら必ず付けておきたい特約ですし、これを付けておかないと学資保険に入るメリットはかなり小さくなると思いますので、よく理解して加入する必要があります。

 

 

学資保険の保険料払込免除特約とは

 

学資保険では、契約者に万一のことがあって、保険料の支払いが困難になってしまった際、以後の支払いを免除してもらえる特約、それが「保険料払込免除特約(特則)」というものがあります。

 

死亡や高度障害になった際に「免除になる」のですが、実際の保険料は保険会社が肩代わりして支払ってくれている形になります。

学資保険 保険料払込免除特約

保険料は納められているわけですから、お金が積立られていると言い換えることもできますね。

 

ですから、小学校・中学校・高校入学時に受け取れるように設定していたお祝い金や満期保険金などは契約どおりに受け取ることができます。

 

親がなくなってしまった場合でも確実に教育資金の準備ができて、必要なお金を受け取ることができるというのは最大のメリットであり、これがないと今の学資保険は加入するメリットが薄くなってしまいます。

 

適用される条件とは

 

どんな状態になってもこの特約が発動されるわけではなく、一定の条件を満たした場合にのみ対象となります。

 

契約者が保険期間中に

  • 死亡したとき
  • 所定の高度障害状態に該当したとき
  • 所定の不慮の事故により所定の身体障害の状態になったとき

などが主なものになります。

 

他にも保険会社によっては、がん・脳卒中・心筋梗塞によって180日以内に所定の状態になった場合に適用されるなど、適用条件も各社違います。

 

がんの場合はわかりやすいですが、脳卒中や心筋梗塞は脳や心臓の病気の中でも限定的なので注意が必要です。

 

また、自殺されたケースでは契約後3年経過していと適用されないなどいろいろな条件もあります。

 

このあたりは加入する保険会社の担当者に事前に確認しておくと良いでしょう。

 

 

保険料払込免除特約の年齢制限

 

契約者に何かあった場合なので、保険会社にもよりますが、親だけではなく祖父母が契約者であった場合にも適用されることもあります。

 

ただし、多くの保険会社は保険料払込免除特約に関しては年齢制限を設けているので、確認が必要です。

 

これは子供と契約者の年齢とのバランスによって制限されている保険会社や契約者55歳以上で付けられないところなど様々です。

 

例えばアフラックの「夢みるこどもの学資保険」は(2015年8月現在)

  • 払込期間:17歳払済
  • 子供の年齢:0歳
  • 契約者年齢:満18~50歳まで

となります。また、

  • 払込期間:17歳払済
  • 子供の年齢:5歳
  • 契約者年齢:満18~44歳まで

となっていますので、契約する前に確認しておきましょう。

 

戻り率は若干下がっても・・・

 

満期の返戻率が下がったとしても付けておいた方が良い特約です。

 

低下すると行っても大きな数字ではありませんので気にしなくてもいいと思います。

 

現在、この特約は学資保険だけではなく医療保険や死亡の終身保険にも付けられる保険会社が多くなってきました。

 

大切な子供の教育資金準備です。

 

お子さんが大学へ進学したいのに行かせてあげられないのは、私もそうですが、親としては辛いことになってしまいます。

 

繰り返しになりますが、学資保険の保険料払込免除特約はおすすめの特約です。