学資保険の医療保険特約についてご紹介したいと思います。
『学資保険の特約の紹介』の中で触れている特約の一つです。
「これは付けておきたい」とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
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学資保険の医療保険特約
これは子供がケガや病気をして入院したり手術をした場合に支払われるものです。
例えば、1日入院したら3000円、手術をしたら30,000~120,000円が支払われるなどのオーソドックスな医療保険と同じ内容ですね。
他にも保険会社によってはケガ(病気ではない)で1日通院したら1500円などの給付金を受け取ることができるものもあります。
ケガの通院は入院を伴わなくても支払われる保険会社も多いので、子供のケガに付いては安心できますよね。
ただし、一般的な傷害保険に比べると保障範囲は狭くなります。
医療保険特約のメリットとデメリット
この特約のメリットは、当たり前ですが、子供が万一ケガや病気で入院した際の保障が受けられることです。
多くの自治体では子供の治療にかかる治療費が無料であったり、極めて少額で済むケースが多いので生命保険で敢えて準備する必要もないと思われるかもしれません。
しかし、治療にかかる実際の費用以外にもかかる費用はあります。
- 付き添い費用
- 食事代
- 付き添いのための収入の減少
- 差額ベッド代(個室代)
- その他諸経費
などです。
子供なので重病でなければ個室代は必要ないかもしれませんが、実際の入院となった場合、意外とネックになってくるのが「付き添いのための収入減少」です。
例えば、お母さんが専業主婦だったら気にする必要もないかもしれないのですが、パートで働きに出ているようなご家庭では収入が減ってしまうことで家計の負担になってしまうことも多々あります。
子供の医療保障は必要ないと思っていても他に必要なお金があることを認識しておきましょう。
逆にデメリットはというと、他の特約と同様、戻り率が低下することです。
また、特約で付けていると主契約である学資保険が満期を迎えてしまった時点で、医療保障がなくなってしまいます。
そういったデメリットの解決策としては学資保険とは別に終身医療保険などに加入しておくことです。
詳しくは『幼児に医療保障は必要ないのか?』でお話しています。
実際に私の元上司の体験談も踏まえての内容ですので参考までに御覧くださいね。
以上が学資保険の医療保険特約の概要です。