学資保険の満期保険金を受け取る際に満期と同時に一括で受け取る方法と、分割して毎年受け取る方法(学資年金)とがあります。

 

一括よりも分割で受け取る方が戻り率が良くなりますということは「学資年金で満期保険金を受け取る方法」でもお伝えしていますが、具体的な数字でご説明してみたいと思います。

 

「はじめのかんぽ」で戻り率を比較してみました

 

近くの郵便局でたまたまチラシがおいてあったのでもらってきました。

 

わかりやすくするため、シンプルな内容の2つで比較です。

 

  • 契約者    30歳 男性
  • 子供      0歳 男子
  • 満期保険金 300万円
  • 満期時期   18歳
  • 保障内容   基本契約のみ(死亡保険金 + 入院日額 4500円)

以上が基本的な契約内容です。

 

それぞれを比べてみます

 

「はじめのかんぽ」一括受取の戻り率

 

いただいたチラシにわかりやすい図が出ていたので載せておきました。

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上記の内容で保険料は13,380円です。

 

13,380円 ✕ 12ヶ月 ✕ 18年間 = 2,890,080円

 

満期保険金 300万円 ÷ 289 = 約 103.8%

 

戻り率は103.8%になります。

 

学資年金として受け取る場合

 

次に分割受取(学資年金)でもらう場合の試算です。

 

同じくパンフレットにわかりやすい図があったので載せておきます。

学資年金

 

このように300万円を分割して毎年75万円ずつもらう試算ですね。

 

文系私立の学費はだいたいこれくらいですよね。

 

毎月の保険料は13,110円です。

 

13,110円 ✕ 12ヶ月 ✕ 18年間 = 2,831,760円

 

満期保険金 300万円 ÷ 283.2万円 = 約 105.9%

 

よって、戻り率は105.9%です。

 

どちらの受取方法でも良いですね

 

一括でもらうか分割にするかによって2.1%の違いが出ました。

 

金額にしたら約6万円弱ですね。

 

少額と言えば少額なのですが、銀行に入れておいても増えない時代です。

 

この保険の場合は受取金額が増えるのではなく、分割受取では掛け金が安くなっています。

 

月々200円ほどの差でも積もると結構大きいですよね。

 

大学入学の入学金も含めての準備ということであれば一括でもらえばいいですし、入学金は別で準備しているということであれば分けて受け取ってもいいですよね。

 

「はじめのかんぽ」は医療保障も付いている

 

かんぽの学資保険は戻り率が良くないと思っていましたが、医療保障が付いていて103%の戻り率は悪くないなという印象です。

 

もらってきたチラシを見ると、保険料払込免除特約が付帯されているようなので、学資保険の機能としては十分ではないかと思います。

 

このあたりは具体的なご紹介ページを作ってみたいのですが、

学資保険の戻り率の差は上記の比較でイメージしていただけたと思います。