子育てをする私たちの「子供に十分な教育を受けさせてやりたい」という思いを実現させるのに、
もっとも重要な部分を占めるのは大学進学ではないかと思います。
その資金積立のひとつが学資保険・子供保険の加入と言うことになるのですが、
現在は「大学に行けばその後の生活は必ず安泰」という日本の状況ではありません。
親の子供への思いと学資保険・子供保険
でも、親としては子供の生活が少しでも安定するように大学に通わせてあげたいものです。
また、子供がどうしてもやりたいことが大学で勉強しないとできないということもありますからね。
いずれにしても、「お金がないから大学に通えない」という状況は作りたくないものです。
大学進学にかかる教育費
子供の教育費でも大学の学費について
少し触れましたが、もう少し掘り下げて見ていきましょう。
日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(勤務者世帯)」
(実施:平成20年7月)
によると以下の試算が出ています。
私立 国公立
文系 704.4 525.4
理系 820.7
*入学費用・在学費用を含む
私立文系に通った場合、入学費用のの平均は約100万円くらいなので、
入学費用というのは入学金だけではなく、受験で支払う受験料や必要な教科書代なども含みます。
学費を含めた在学費用だけで年間150万円くらいかかる計算になります。
子供が大学入学する時点で親の年収がいくらかにもよりますが、
学資を300万円用意できたとして、100万円を入学時資金、残りの200万円を
在学費用に当てることになります。
200万円を4年間の在学費用とすると、毎年50万円ずつ学費などに当てる試算です。
これだけでも日常生活へのインパクトは軽減されます。
年間50万円ということは月々4万円ですからばかになりません。
大学進学にかかる費用は学資保険・子供保険に直結する
学資保険・子供保険を中心とした学資準備が多いほど、子供が大学に入った場合の
生活費への影響は少なくなります。
できるだけ普段の生活に影響が出ない形で、子供を大学に通わせてあげるのが
ベストだと思います。
いろいろな考え方があるのですが、この大学資金を貯めるという点に焦点を当てるのであれば、
中学・高校入学時に学資保険の祝い金を受取るよりも、もっともお金のかかる大学入学時に
受取るほうが、生活へのインパクトは少なくなりますね。
もちろん、学資目的の保険以外にも子供のための貯蓄はされると思います。
例えば、毎月2万円を子供のための貯金に当てるとするとそのうち1万円は学資目的の保険に当ててみてはいかがでしょうか?
現在のような低金利時代には銀行に置いとくよりも良い利率で運用してくれます。
もちろん、学資保険・子供保険や終身保険などには途中解約での元本割れリスクがありますので、
すべてを保険で準備するのは賢い方法ではありません。何事もバランスが大切です。
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