子供が産まれた場合、学資保険・子供保険は必ず加入するものと思い込んでる方も多いですが、
必ずしもそうではありません。
学資保険・子供保険の今と昔
私たちの親世代(子供から見ればおじいちゃん・おばあちゃんの世代)が子育てをしている時代は、
高度経済成長もあり、金融商品の利回りが今とは比べ物にならないくらいに良く
「学資保険は入らないと損」というイメージがありました。
ですから「絶対に入っておきなさいよ」とアドバイスしてくれるのですが、
残念ながら現在の利回りでは20~30年前ほど利回りは良くありません。
現在、教育資金を積立てる必要がある私たちは、
周りの声に惑わされず、状況をしっかりと把握して必要かどうか判断する必要があります。
低解約返戻金型終身保険を活用しましょう
学資(教育資金)積立は保険で積立なくても、役員報酬や不動産などの毎年の高額所得が確保されている場合や
両親とも働いていて将来的に見ても安定して収入が得られる場合、
既に資産がある場合などは必要ないかもしれません。
しかし、現状で将来の教育資金が準備できていない場合、あるいは不足している場合は
何らかの方法で学資積立をする必要がありますね。
一番効率的なのは保険を活用することでしょう。
今はいろいろな保険があります。
学資積立が学資保険ではマッチしない場合の理由
- 保険満了期間が決められていて、資金を使わない場合でも返戻金として手元に戻ってくる
- 子供の死亡保障が付いているものが多いが、子供がなくなった場合にお金が必要な家庭は少ない
- 子供の成長過程で、もっとも学資が必要となるのは大学入学・在学時で小学校入学時などの祝い金はあまり必要ないので、お祝い金は不要(←これは祝い金の特約を付けなければ多くの場合解決)
以上の理由があります。
学資保険・子供保険のデメリット
中でも一番の弱点としては、保険期間が満了すると強
制的にお金が普通預金に戻ってくるということです。
期間が満了した場合、通常は大学入学資金などに使います。
使い道があるなら問題ないのですが、万一子供が大学へ進学しなかった場合や
浪人などで大学入学時期がずれてしまった場合などは資金が浮いた状態になります。
満期返戻金を保険会社が運用してくれればよいのですが、そうはしてくれません。
子供が必ず18歳で大学に進学しない場合も想定して学資準備をするためには
学資保険・子供保険だけではパーフェクトではないといえます。
保険は掛け方と考え方次第なので、ニーズに合う人、合わない人それぞれあります。
もし、学資保険・子供保険少し不満があるようであれば次に挙げる「低解約返戻金型終身保険」をお勧めします。
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