既にお伝えしていますが、終身保険の解約返戻金では、受取方法を選べるものがあります。

(詳細は保険会社・保険代理店にご確認ください)

 
終身保険や長期平準定期保険などを個人で加入する場合、保険料払込期間を設定する場合が多々あります。

終身保険 受け取り
そして、保険料払込期間が終了した時点で、

それまでに支払った保険料よりも解約した場合の解約返戻金の方が上回ることも多くあります。

 
その解約返戻金の受取方法をうまく活用したいものです。

 

解約返戻金を一括で受取る

 

保険を解約して一括で受取る方法です。

 

例えば、子供の大学入学資金に必要なので、終身保険などを解約してお金をもらう方法です。

 
他にも定年退職と同時に世界一周旅行へ出かける場合や、

老後に施設に入る際に終身保険などを解約してお金を取り出すこともできます。

 
一時的にお金が必要な場合に適した受取方法です。

 

解約返戻金を年金払いで受取る

 

貯まっている解約返戻金を5年払いなど、毎年分割で受取ることも可能です。

 
例えば100万円貯まっている解約返戻金を5年で受取るということは、

毎年20万円ずつということになります。

 
しかし、実際には保険会社がわずか5年でも預かってくれているお金があるので、

それをさらに運用してくれます。
その分、受取額は増えることになります。

 

大学4年間の学費に充てる場合や、

定年退職以降から公的年金が始まるまでの5年間の自助年金などの

老後資金に使うことができます。

 

この受取方法は個人年金保険とよく比較されるのですが、

個人年金保険と低解約返戻金型終身保険の利率が保険会社によって違うので、

確認が必要です。

 

解約返戻金を元に終身保険を払い済み保険に切り替える

 

払い済み保険とは、解約返戻金の全部または一部を使って以後の保険料に充当し、

保障を買うものです。
貯まっている解約返戻金を利用して、

介護保険や医療保険、死亡保障などを買うことができる場合もあります。

 

「終身保険のランキング」でご紹介しているアフラックの「Ways」などがそれにあたりますね。

 

【参考】

アフラック「WAYS」

 

保険料満了が近づいたときに特にお金の必要がなく、

かつ保障が必要な場合はこの払い済み保険へ移行してもよいかもしれませんね。

 

以上、終身保険の解約返戻金の受取方法についてご紹介しました。ご自身の状況に応じて選ばれると良いと思います。