低解約返戻金型終身保険の比較方法についてご紹介していきます。
前回の記事⇒低解約返戻金型終身保険を比較する方法(学資保険や老後資金など)
先にご紹介した基本的な比較のポイントに加えて低解約返戻金型終身保険の選び方を
更に深くお話したいと思います。
解約返戻金の受取方法が複数ある
学資保険・子供保険がわりを目的とする場合も、老後資金対策を目的とする場合にしても、受取る時期は10年以上先になります。
そうすると、低解約返戻金型終身保険を解約して返戻金を受取るタイミングで、加入時点でのニーズとずれてくるケースが考えられます。
例えば、
- 子供が大学に行く必要がなくなったので、子供の結婚資金に回したい
- 定年退職時期に老後資金が別で確保できたため、受け取りの時期を先に延ばしたい
- あるいは入院リスクに備えて医療保険に変更したい。などといったケースです。
低解約返戻金型終身保険の場合、保険料払込期間満了後も解約せずに
置いておくだけで解約返戻金が増えていくので、
受取時期を先に延ばすことは問題ありません。
あとは、受取方法を一括受取ではなく年金受け取りにして、
公的年金の不足分を補う目的としたり、医療保険や介護保険などに移行することも
保険会社によってはできます。
「終身保険おすすめランキング」でご紹介しているアフラックの「Ways」などは特に選択肢が多いので、この点においてはおすすめしています。
積立利率変動型の低解約返戻金型終身保険かどうか
現在の社会情勢などを見ると、先行きは不安になってくる人も多いのではないでしょうか?
東日本大震災以降、首都にも直下型の地震が起こる確率が高いなど
いろいろなことがささやかれていますが、先のことは誰にもわかりません。
社会的、経済的に大きな変動があれば、インフレが起こったりして金銭価値も上下するリスクもあります。
そんなときに対応できるのが「積立利率変動型」の低解約返戻金型終身保険です。
メットライフ生命や三井住友あいおい生命などから発売されているものがそれにあたります。
大きな混乱なく今後も今の情勢が続けば良いのですが、インフレになってしまった場合などに
備えることも必要ですね。
付帯サービスが充実した低解約返戻金型終身保険であること
終身保険をはじめとした生命保険は死亡したときに死亡保険金を受取れたり、
解約をして解約返戻金を受取れたりします。
保険会社がお金を支払って契約は終了するものですが、
事が起こるまでは使うことがありません。
そんな保険の特性の中、保険会社も差別化をするために、保険商品に付帯サービスを
付けるケースが増えてきました。
「終身保険おすすめランキング」でもご紹介していますが、メットライフ生命の「つづけトク終身」には健康相談ダイヤルやセカンドオピニオンが付いています。
また、東京海上日動あんしん生命の「長生き支援終身」には健康相談や介護相談などが
付いています。
他にも宿泊施設の優待サービスなどを付けている保険会社もあるので、
それらも検討材料の一つにしてみてはいかがでしょうか?
以上が低解約返戻金型終身保険の比較のポイントです。
すべてを満たす低解約返戻金型終身保険はなかなかありません。
ですから一方向からだけではなくいろいろな観点からあなたのニーズに合ったものを
選んでみてくださいね。