子どもの傷害保険についてお話します。
傷害保険とは文字通りケガをした際に支払われる保険のことです。
例えば、階段で子供が転んでケガをし、病院に通った場合の通院補償や入院した場合の
入院補償、AIUの傷害保険などでは治療にかかった実費を補償してくれたりと、
ケガに特化された保険です。
もちろん病気の入院などは対象外となります。
子供に限らず傷害保険は入院しなくても対象になる
通常の生命保険会社などの医療保険にはケガや病気の保障が付いているのですが、
基本的に入院した場合に1日1万円や手術給付金などが支払われるものです。
通院特約を付けている場合でも、入院したあとの通院が対象となりますので注意が必要です。
それに対して、傷害保険は入院しなくてもケガをして病院に通っただけでも
通院補償の対象となります。
ケガで入院をするというとかなり大きなケガです。通院ですむようなちょっとしたケガでも
対象になるのは嬉しいですね。
子供はよくケガをするので入っておいても良いと思います。
しかし、就学前の幼児などは医療費が免除となっている自治体も多いので、費用がかからないケースもあるので、その場合は子供が小学校に上がってから加入するのも良いでしょう。
保育園・幼稚園で斡旋される子供の保険・傷害保険
保育園や幼稚園に入園する際に子供の保険を斡旋される場合もあると思います。
「園児保険」などいろいろな呼ばれ方がありますが、主に傷害保険と携行品の補償や
個人賠償保険などがセットになったもので、
中には病気で入院した場合の補償が付いているものもあります。
これらは、保育園・幼稚園などの団体で加入するため、保険料は非常に割安になっている場合が多く、
それほど高いものではないので加入しておいても良いと思います。
ただし、ほとんどがセットプランとなっているので、
現在ほかで加入している各種保険とダブらないか確認する必要があります。
個人賠償保険は、他人にケガをさせたり、他人のものを壊した場合に補償ができるものですが、
これは自動車保険や火災保険などに特約で既に加入されているケースもあります。
保育園や幼稚園で加入する子供の保険に個人賠償保険が付いているのであれば、
同居の家族は補償に含まれますので、自動車保険などに付いている個人賠償保険は
その期間外しておくというのもいいですね。
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個人賠償保険は同居の親族であれば誰でも使うことができますので、よく確認しましょうね。
小学生以降の子供の傷害保険
自治体の多くは就学前の幼児の医療費を自治体で負担しているケースが多いと思います。
ですから就学前つまり小学校以前は傷害保険の加入はそれほど必要ないかもしれません。
しかし、公的な医療費の保障がなくなる際には傷害保険の加入を検討する必要があります。
学校に行っている間や部活などのケガは学校や自治体が補償してくれると思いますが、
日常のケガは自己負担になる場合が多いので入っておいてもよいでしょう。
子どもの傷害保険は団体加入など保険料をできるだけ抑え、
ダブりができるだけないように加入するのが賢い入り方ですね。