銀行預金(貯蓄)と保険の違いについてお話したいと思います。
貯蓄は三角
よく言われる話ですが、『貯金は三角、保険は四角』という言葉があります。
これは受取れるお金を時系列でひょうにした場合の例えです。
貯蓄は積立てていったお金が時間とともに増えていくので、増え方は三角です。
毎月1万円貯金するとして、1年で12万円、2年で24万円、10年で120万円といたってシンプルです。
現在は超低金利時代なので特にきれいな三角形になりますね。
そして銀行に入金した分は元本保証がされていると言う点では安心できるものですね。
保険は四角
一方で、保険の場合は「四角」といわれています。
これは保険の場合は加入した瞬間に保障が始まり、保険期間満了までは同じ保障が続くからです。
例えば、死亡保障1000万円60歳満了の定期保険に加入した場合、加入した瞬間から1000万円の保障が開始されます。
つまり、万一があった際に受取れる金額が1000万円のまま60歳まで続くので四角形という表現をされています。
これが定期保険だと、60歳を迎えたときには保障はゼロになるので、受取れるお金もなくなってしまいます。
養老保険や学資保険・こども保険などの場合は満期が来ると満期保険金を受取ることができますが、どちらにしてもそこで終了ということになります。
以上が、保険と貯蓄の大きな違いです。
学資保険・こども保険・終身保険などの保険と貯金で、積立としてどちらが良いのかというと、「両方を併用して学資や老後資金などの資金準備をしましょう」という結論になります。
確実にお金が貯まり元本割れのリスクがない銀行などでおこなう貯蓄も大切。
大きな資金が必要なときに大きくなって戻ってくる保険の満期返戻金などのお金も大切です。
特に保険の場合は、途中で解約すると元本割れするリスクが大きくなりますが、保険料免除特約などを活用すると、必要な時期に資金が貯まる仕組みを手に入れることができます。
積立と保障のバランスを考えながら貯蓄と保険を組み立てていきましょう。