老後の生活費(老後資金)はいくら必要かについて実際のデータに基づいてお話したいと思います。
カツカツの生活状況で老後を過ごすよりも、少しでも余裕があって豊かな方が暮らしやすいですよね。
そのあたりをおはなします。
60歳以上の老後生活費について
総務省「平成22年 家計調査」のデータによると、
ゆとりあるセカンドライフを送るには、月額で約36.6万円必要と言われています。
確かに毎月36万円あればゆとりがある生活を送ることができますよね。
しかし、現状の60歳以上で無職者2人(定年退職後の年金生活世帯と考えてください)での年金収入は約21.8万円です。
今の時代でも(ゆとりのある生活費)- (夫婦の年金収入) で 月々14.8万円の不足が生じます。
また、平均的な60歳以上の無職者世帯の実際の平均支出を見てみても、平均で27.6万円なので、(実際の平均支出額) - (夫婦の年金収入) で 月々 5.8万円の不足となります。
このデータから考えると、平均的な年金収入のある夫婦でも毎月大きく赤字家計と言えます。
年間では約70万円不足しているということになります。
これは平均的な老後の生活費がいくら必要かというデータになりますので、例えば住宅ローンが終わっていれば家賃は必要ありませんので、そのぶん生活費も少なくなったりします。
また、切り詰めて生活をするからというのであれば月々5.8万円の不足もかなり解消されるのではないかと思われます。
子育て世代の老後資金はもっと深刻かも
しかし、これらはすべて現在60歳以上の家計でのお話です。
私たち子育て世代の老後資金はいくら必要かということを考えておかないといけません。
現在でも近いうちに年金の支給年齢が67歳に変更になるとのことです。
私たち子育て世代が老齢年金を受取るころには、更に支給年齢が引き上げられ受取れる金額も少なくなると予想されます。
なので、現在の60歳以上の生活費を参考にして、最低限の不足額は将来的に埋められるように今から準備しておく必要があります。
単純な試算ですが、年間70万円の不足を20年間埋めるとすると1400万円必要となります。
これだけのお金を貯めるとなると大変です。
しかし必要なお金なので効率的に貯めて行く必要があります。
そこで役立つのは低解約返戻金型終身保険の活用です。
死亡保障 + 貯蓄 を両立させることが可能となります。
老後資金はいくら必要かということを考えながら今から準備していきましょう。