学資保険・こども保険に限らず、生命保険や損害保険の契約者や被保険者には

告知義務』というものがあります。

 

告知義務とは

 

 

『告知義務』とは簡単に言うと、重要なことを保険会社に対して知らせるということです。

 

 

生命保険の場合だと、健康状態や職業、年収などがこれに当たります。

 

 

特に健康状態は重要で、学資保険・こども保険・低解約返戻金型終身保険などの生命保険では、

契約書のほかに『健康状態の告知書』というものを取り付けます。

 

 

これは過去の病歴や入院歴などを告知するものです。

 

 

なぜ、これほどまでに健康状態が重要視されるのかをご存知でしょうか?

 

 

もともと生命保険に限らず保険というものは『相互扶助』の精神で成り立っています。

 
つまり、みんなでお金を出し合って、誰かに事故などが起こった際にお金を支払うというものです。

 

 

ですから、生命保険の場合は年齢性別によって保険料を変えることにより、公平性を保っています。

 
年齢が高い人ほど保険料が高いのは、この公平性を保つためです。

 

 

 

年齢性別によって保険料を変えることによって公平性を保っているのに、

加入時点で病気を持った人が入ってしまうと、公平性を保てなくなります。

 

 

そこで、一定の健康状態の人(健康な人)であることを告知してもらうことになっています。

 

最近では高血圧などでも普通に生命保険に加入できることも

 

 

数年前までは、高血圧などを持っているだけで生命保険には加入できないような時代もありましたが、

現在は高血圧でも薬を飲んでいて血圧が安定していたりすると、

通常通りまたは条件付で加入できるようになってきています。

 
これも医療技術の進歩が要因ですね。

 

 

ですから、健康診断で少し数値が高かったりしても隠さず、きっちり告知をすることをオススメします。

 

 

告知事項には正直に申告しましょう

 

 

保険に加入したいからと言って、虚偽の告知をすると『告知義務違反』になり、

保険金が支払われないことや、契約を解除されたりすることもありますので、

正しく告知しましょう。

 

 

厳密に言うと、告知から何年経っていれば告知義務違反も消えるとか、

虚偽の告知をしてもそれに関係ない部位などに関しては保険金が支払われるというのも聞きますが、

経験上、あまり良い結果にはなりません。

 

 

 

元保険営業マンの私から言えるのは正直に告知して正当な形で加入しましょうということです。

 

 
告知義務違反は止めましょう。