学資保険・子供保険などの保険ではなく、教育資金の積立では銀行などのいわゆる
「積立預金」がまず最初に挙げられますね。
学資を積立てていく上では堅実に自分や子供の口座へ堅実に貯めていくのは基本中の基本です。
平成24年1月現在、銀行の金利はほとんど付かないと言ってよいような状況です。
しかし、少なくとも元本割れのリスクはないので、学資保険などと合わせて活用しましょう。
教育資金の積立預金について
【普通預金】
普通預金はいつでも現金が出し入れできるので、
お金ができたときなどに入金ができるので便利です。
また、学資として普通預金口座にお金を貯めていって、
例えば、小学校に入学したからランドセルを買う、子供の制服を買うためなど、ATMなどで
自由に引き出すことができるので、流動性の学資積立として使うと良いでしょう。
ただし、流動的な預金ほど金利が低く、平成24年1月現在で一番金利の良いところでも0.04%となっています。
100万円預けて400円付くような超低金利時代です。純粋に積立てていくものとして活用しましょう。
【積立定期預金】
普通預金の利回りを少し良くしたものが「積立定期預金」と呼ばれるものです。
口座振替による「定額積立方式と随時入金による「随時積立方式」があります。
一般的には定額積立方式が良く使われます。
例えば、月々3万円ずつを普通口座から自動引き去りで積立口座に積立をしながら、
1年後などの指定日に定期預金口座に振り替えられるものです。
積立定期預金には、目標型とエンドレス型と呼ばれるものがあり、
目標型は積立期間や目標金額を予め定め、目標まで積立てていくものです。
エンドレス型は期間や目標金額を設定せずにずっと積立てるものです。
教育資金の積立という点でいうと、目標額は自分の中で設定して、
あえて積立方式で目標型を選択する必要はないと思います。
学資は多いほうが良いですからね。
教育資金の積立定期預金のメリット・デメリット
積立定期預金のメリットとしては
- 自動で普通口座から振り替えられるので自動的に学資が積み立てられる。
- 普通預金よりも若干金利が有利。
- 元本割れせず、確実に貯まる。
以上が挙げられます。
また、デメリットとしては
- 金利が低く、運用性は低い。
- 学資保険と違い、万一の保障がない。
などが挙げられます。
【参考記事】
元本割れしない積立として預金は必要
積立定期預金の金利としては、一番金利が良いとされるネット系銀行でも金利は0.35%くらいなので、
超低金利時代の運用としてはあまり運用がよくないと言ってよいでしょう。
ただ、元本割れはしないので、何らかの理由で途中で解約した場合でも
掛けた分とわずかな金利が戻ってくるのがメリットと言えます。
これらの教育資金の積立は、学資保険・子供保険、低解約返戻金型終身保険などの学資目的の保険と組み合わせて活用していきたいものですね。