子育て世代の医療保険のおすすめの選び方をご紹介します。
選ぶポイントは『保障』と『保険期間』、『付帯サービス』です。
医療保険の保障の選び方
『保障について』 まずは、子育て世代で、一家の大黒柱が万一入院してしまった場合、
少しでも良い治療をして、一日でも早く仕事の現場へ復帰しないといけませんね。
良い治療を受けるには、まずは良い病院(医師)にかかることと、お金の心配をしなくても良いことが挙げられます。
選び方としては、この2つの条件を満たすものを選びましょう。
医療保険の選び方【日額保障】
ケガや病気をして入院する医療保険というと、まず最初に思いつくのが、
『一日入院したらいくらもらえる』
という日額保障タイプの保険です。 これは既にご存知だと思います。
入院中の入院費用の補填や、差額ベッド代(個室代)、仕事ができない間の休業補償などに
充てることができます。
最近良く言われることなので既にご存知かもしれませんが、入院日数は年々減少傾向にあります。
厚生労働省統計情報部「2009年 病院報告」によると、
1990年に38.4日だった平均入院日数は2009年には18.5日にまで減少しています。
その理由はいくつかありますが、大きく2つの理由があります。
医学の進歩で早く治るようになったことが一つ。
もう一つが診療報酬です。
平均の入院日数が減少している大きな理由
細かい規定はあるのですが、健康保険から支払われる診療報酬は、
入院日数が少ない方が高いのです。
例えば、2人の患者さんを同じ病気で入院させて、病院が貰える報酬が、一人は一日2万円もらえて、
一人は1万円しかもらえないのであれば、病院としては一日2万円の人ばかりを入院させたほうが収入は倍になります。
ですから病院としては、入院させても1万円しかもらえない人は早く退院させたいと思うのは当然のことです。
そのため、病院の入院日数は減少傾向にあります。
この現状を踏まえて考えないといけないのは、360日などの長い期間の入院保険に加入していても、
そんなに入院できないかもしれないということです。
ガンで手術をしても早ければ数日で退院して、自宅療養ということになります。
病気の中で一番入院期間が長い病気が「脳疾患」です。
この一番入院日数が多い「脳疾患」でも平均入院日数が101日ほどなので、
日額保障120日の入院日数がカバーできていれば大丈夫ということになります。
医療保険の選び方、日額保障については120日以上あれば十分でしょう。