おすすめの医療保険の選び方について続けていきたいと思います。
前回は入院保障の日額についてお話しましたが、今回は通院保障と疾病の一時金についてお話したいと思います。
医療保険での通院保障の選び方
入院日数が減ってきているということは、ケガや病気の際の治療費が下がってきているのでしょうか?
実はそうとはいえません。
手術などの治療は入院期間中に済ませて、あとの治療は通院で行うというのが
一般的になってきました。
ガン治療にしても、手術後の抗がん剤治療は通院で行うようになってきています。 これはガンにかかった友人が実際に体験したことですが、
手術後も再発の予防に抗がん剤治療のため、月2回ほどを一年間通ったそうです。
通院とはいえ、かなりお金がかかったとのことです。
これは入院日額保障からは保険金は支払われません。
まずは、入院後の通院保障を付けておくことでカバーできます。
一般的に通院保障は『入院後の通院』に限られていますので注意が必要です。
10年ほど前までは、病気になれば入院中に完治することも多かったのですが、
通院治療が主流になってきた現在では通院保障も必要な場合も多いでしょう。
保障の選び方は時代とともに変わるということですね。
医療保険の疾病一時金の選び方
しかし、通院保障を一日5000円付けていても月2回ほど通院しただけでは
1万円の保険金しか支払われません。
そんなときに役立つのが「疾病一時金」です。
医療保険の一時金は「三大疾病一時金」「六大疾病一時金」「10大疾病一時金」
などと呼ばれるものです。
三大疾病とは「ガン」「心筋梗塞」「脳梗塞」です。 三大疾病一時金はメジャーですね。
それに加えて、たとえば、六大疾病は「糖尿病」「高血圧性疾患」「肝臓疾患」「腎臓疾患」などが
プラスされたものです。
その種類も保険会社や商品によって様々で、所定の症状になっただけで支払われるものから、
病気が原因で所定の状態になった場合に支払われるものなどありますので、
しっかりと確認しましょう。
入院日額保障や通院日額保障などを付けていても、どれだけの日数の入院・通院するかわかりません。
治療費がかさんだ時のために、高額でなくていいので付けておくと良いでしょう。
現在の病気は生活習慣病が原因のものが多い
最近の病気は、いわゆる「生活習慣病」が多いので、薬だけではなかなか治らず、
生活習慣から変えていく必要があります。 時間がかかるのです。
そんなときに、疾病一時金特約は治療費の補填や休業補償的な意味で助かるはずです。
また、5大疾病で就業不能になった場合に一時金が支払われるものもありますので、
そちらは医療保険のランキングでご紹介します。
医療保険の疾病一時金と通院保障は時代に合ったものを選びましょう。