医療保険で先進医療特約に触れましたが、治療にはどんなものがあるのか、それ自体についてもう少し詳しくご紹介します。

 

 

自由診療について

 

 

公的医療保険が適用されていない治療のことを、一般的に自由診療と呼びます。

 

健康保険が効かないので自由に受ける診療という意味ですね。

 

 

美容整形などはもちらんですが、厚生労働省も認めていないような新しい治療も

自由診療にあたります。

 

新しい治療すべてを厚生労働省が認めているわけではないのです。

 

 

先進医療は厚生労働省が認めたものだけ

 

 

先進医療は健康保険は適用されませんが、一定の治療実績があって、

将来的に健康保険の 対象となることを前提としていて厚生労働省が認めたものに限定されています。

 

 

厚生労働省が認めた以外は自由診療となってしまいますので、

医療保険の先進医療特約も自由診療の場合は新しい技術であっても対象外です。

 

 

 

治療費用は自己負担

 

 

重粒子線治療などは300万円を超える場合もありますので、

医療保険には 特約を付けておいた方が良いでしょう。

これらの治療はすべて自己負担になりますので、いざと言うときには助かるはずです。

 

 

これらの治療の中には、実績などを考慮されて健康保険の対象となるものもあれば、

逆に先進医療の対象から外れるものも あります。

 

 

がんの重粒子線治療などは大規模な施設が必要で、全国どこでも受けることが難しいので

保険診療に加えられることは難しいと言われています。

 

 

また、先進医療は治療の効果が高く、体に負担を掛けずに病気の治療ができるということで

注目されています。

 

ここが、病気でも早く現場復帰をしないといけない子育て世代・現役世代にとって嬉しい治療と

いうところです。

 

重粒子線治療などの場合は、土日のみ1ヶ月間の治療で完治したということも聞きました。

平日は仕事をして、土日だけ入院して治療を受けるということも可能だそうです。

 

また、治療を受けられる医療機関も限定されているため、重粒子線治療でも数件、

中には全国で1件の施設しか受けられない治療もあるので実際に個人で受けるには

難しいケースもあります。

 

 

がん治療だけじゃない先進医療

 

 

厚生労働省が認めた治療にはがん治療以外にもいろいろなものがあります。

 

たとえば、白内障の手術も水晶体再建術というものがあります。

 

通常の白内障の手術の場合、ピントがぼやけたりするらしいのですが、

視界がすっきりと見えるようになるそうです。

 

 

治療時間も15分程度なので負担も少なく、日帰り手術が可能ということです。

 

私が住んでいる近所にもこの治療をされているところがあるのですが、

一日に19人もの患者さんの手術をされているとのことを聞きました。

 

 

また、ほかにもヘルニアや骨折なども安全で早く治る技術もあるようですので、

別の記事で記述したいと思います。

 

医療保険でおなじみの先進医療の技術はこういったものを指します。